くも膜下出血超早期トラネキサム酸、再出血抑制も6ヶ月後の神経学的予後改善せず
【背景】
破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血患者において、トラネキサム酸の短期間投与が再出血リスクを低減することは示されてきた。しかし、この治療が臨床的アウトカムを改善するかは不明であり、本研究で超早期・短期間投与の効果を検証した。
【結果】
くも膜下出血患者955名をトラネキサム酸群(480名)と対照群(475名)に無作為に割り付けた。6ヶ月後の良好な神経学的予後(mRS 0-3)は、トラネキサム酸群で60%(475名中287名)、対照群で64%(470名中300名)であり、有意な改善は認められなかった(調整オッズ比 0.86, 95%CI 0.66-1.12)。再出血はトラネキサム酸群で10%、対照群で14%に認められた。
【臨床へのインパクト】
本研究は、CTで確認されたくも膜下出血患者に対する超早期・短期間のトラネキサム酸投与が、再出血を抑制する傾向はあったものの、6ヶ月時点での神経学的予後を改善しないことを示した。この結果は、くも膜下出血診療におけるトラネキサム酸の役割について再考を促すものであり、ルーチンでの投与推奨には慎重な判断が求められる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

