COVID-19入院患者へのヒドロキシクロロキン、28日死亡率を改善せず
【背景】
ヒドロキシクロロキンは、in vitro活性や小規模試験に基づきCOVID-19治療薬として期待されていました。しかし、大規模な臨床試験での有効性は確立されておらず、本研究では入院患者における有効性と安全性を検証しました。
【結果】
ヒドロキシクロロキン群1561例と通常ケア群3155例を比較した結果、28日死亡率はヒドロキシクロロキン群27.0%に対し通常ケア群25.0%で、有意な差はありませんでした(rate ratio 1.09; 95% CI, 0.97-1.23; P=0.15)。人工呼吸管理を受けていない患者では、ヒドロキシクロロキン群で侵襲的機械換気または死亡の頻度が高くなりました。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、COVID-19入院患者に対するヒドロキシクロロキンの28日死亡率改善効果を否定するものです。国内外の診療ガイドラインにおいて、COVID-19治療薬としてのヒドロキシクロロキンの推奨は引き続き行われないでしょう。臨床現場では、本薬剤をCOVID-19入院患者に積極的に使用する根拠はなく、むしろ有害事象のリスクを考慮し、推奨されない治療法として位置づけられると考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

