PCI後患者へのトリメタジジン長期投与、狭心症再発や心血管イベント抑制効果なし

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2020-09-19 | DOI:10.1016/S0140-6736(20)31790-6

📄 原題:Efficacy and safety of trimetazidine after percutaneous coronary intervention (ATPCI): a randomised, double-blind, placebo-controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 32877651

【背景】

PCI成功後も狭心症が持続・再発することがあり、安定狭心症に対するPCIは生存率改善を示していません。トリメタジジンは虚血心筋のエネルギー代謝を改善し、PCI後患者の予後や症状を改善する可能性があり、その長期的な効果と安全性を評価する目的で本研究が実施されました。

【結果】

PCI後患者6007名を対象に、トリメタジジン群とプラセボ群で中央値47.5ヶ月追跡しました。主要評価項目(心臓死、心イベントによる入院、狭心症再発・持続)の発生率は、トリメタジジン群23.3%に対しプラセボ群23.7%で、ハザード比0.98(95%CI 0.88-1.09, p=0.73)と有意差はありませんでした。個々の評価項目やPCIの種類別でも同様の結果でした。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果は、PCI成功後に最適な薬物療法を受けている患者に対し、トリメタジジン35mgを1日2回数年間ルーチンに投与しても、狭心症の再発や心血管イベントの予後には影響しないことを示唆しています。トリメタジジンの臨床での位置づけを検討する際には、これらの知見を考慮する必要があるでしょう。ただし、長期処方における統計学的に有意な安全性上の懸念は認められませんでした。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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