院外心停止の心肺蘇生中搬送は現場蘇生継続より生存退院率が低い
【背景】
院外心停止(OHCA)に対する救急隊の対応は、心肺蘇生(CPR)中の現場での蘇生継続か、それとも病院への搬送開始か、システム間でばらつきがあります。CPR中の搬送が現場での蘇生継続と比較して、患者の予後にどのような影響を与えるかは不明でした。
【結果】
43,969例のOHCA患者を対象としたコホート研究で、CPR中の搬送群は生存退院率3.8%に対し、現場蘇生継続群は12.6%でした。傾向スコアマッチング後の27,705例では、CPR中搬送群の生存退院率は4.0%に対し、現場蘇生継続群は8.5%であり、リスク差は4.6%(95%CI, 4.0%-5.1%)で、搬送群で有意に低い結果でした。
【臨床へのインパクト】
この研究結果は、院外心停止患者において、心肺蘇生中の病院への搬送は、現場での蘇生継続と比較して生存退院率が低いことを示唆しています。日本の救急医療システムにおいて、院外心停止患者への対応プロトコルを見直す際、現場での蘇生継続の重要性を再評価する根拠となる可能性があります。ただし、観察研究であるため、交絡因子による影響も考慮する必要があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

