妊娠初期CMV初感染の母体へのバラシクロビル投与、胎児CMV感染を抑制
【背景】
サイトメガロウイルス(CMV)は先天性感染症の主要原因で、妊娠初期の母体初感染は胎児に重篤な影響を及ぼす。しかし、胎児への垂直感染を予防する有効な手段はこれまでなかった。本研究は、妊娠初期にCMV初感染した妊婦に対するバラシクロビル投与の垂直感染予防効果を検証した。
【結果】
妊娠初期にCMV初感染した妊婦90名を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験の結果、バラシクロビル群(8g/日)では羊水検査でのCMV陽性率が11%(5/45)であったのに対し、プラセボ群では30%(14/47)と有意に低かった(p=0.027、オッズ比0.29、95%CI 0.09-0.90)。特に妊娠第1三半期感染例では、バラシクロビル群で11%(2/19)、プラセボ群で48%(11/23)と差が顕著であった。
【臨床へのインパクト】
妊娠初期にCMV初感染が確認された妊婦に対し、バラシクロビルを早期に投与することで、胎児へのCMV垂直感染率を低減できる可能性が示された。これにより、先天性CMV感染による重篤な転帰を回避し、妊娠継続の判断や、CMV感染を理由とした人工妊娠中絶の減少に寄与する可能性がある。今後の日本におけるCMV垂直感染予防の診療ガイドラインに影響を与える可能性が考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

