RET遺伝子変異・融合甲状腺癌への選択的阻害薬セルペルカチニブの有効性
【背景】
甲状腺髄様癌の70%にRET変異、その他の甲状腺癌にRET融合が稀に認められる。これらRET遺伝子異常を有する甲状腺癌に対する選択的RET阻害薬の有効性と安全性は不明であった。
【結果】
既治療のRET変異甲状腺髄様癌患者55例では奏効率69%(95%CI 55-81)、1年無増悪生存率82%であった。未治療のRET変異甲状腺髄様癌患者88例では奏効率73%(95%CI 62-82)、1年無増悪生存率92%であった。既治療のRET融合陽性甲状腺癌患者19例では奏効率79%(95%CI 54-94)、1年無増悪生存率64%であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、RET遺伝子変異・融合陽性の甲状腺癌において、選択的RET阻害薬であるセルペルカチニブが、既治療・未治療を問わず高い奏効率と持続的な無増悪生存期間を示し、忍容性も良好であることを示唆する。今後、RET遺伝子検査が甲状腺癌の診療フローに組み込まれ、特定の遺伝子異常を有する患者に対する新たな治療選択肢としてセルペルカチニブが位置づけられる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

