スペイン全土におけるSARS-CoV-2抗体保有率調査、大半が未感染、無症候性感染が約3割

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2020-08-22 | DOI:10.1016/S0140-6736(20)31483-5

📄 原題:Prevalence of SARS-CoV-2 in Spain (ENE-COVID): a nationwide, population-based seroepidemiological study.

🔗 PubMed:PMID: 32645347

【背景】

COVID-19パンデミックで大きな影響を受けたスペインにおいて、無症候性感染や診断検査へのアクセスの少なさを考慮し、全国規模の血清疫学調査によりSARS-CoV-2感染の広がりを評価する必要があった。本研究は、国および地域レベルでの血清有病率を推定することを目的とした。

【結果】

スペインのSARS-CoV-2血清有病率は、POCTで5.0%(95%CI 4.7-5.4)、イムノアッセイで4.6%(4.3-5.0)と低かった。マドリード周辺で高く(10%超)、沿岸部で低かった(3%未満)。PCR陽性者の87.6%~91.8%が抗体陽性で、血清陽性者の約3分の1(21.9%~35.8%)が無症状であった。

【臨床へのインパクト】

スペインではCOVID-19ホットスポット地域でも大多数が未感染であり、集団免疫が獲得されていない現状が示唆される。無症候性感染が約3割存在することから、症状のみでの感染者特定は困難である。また、症状があってもPCR検査を受けていないケースが多いため、抗体検査は過去の感染状況把握に有用。新たな流行波を防ぐため、公衆衛生対策の継続が不可欠である。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

PROFESSOR'S ROUND

現場のプロが選ぶ、
特別な1着を。

洗練されたデザインと最高の機能性を両立した白衣専門店。

公式サイトを見る >
プロフェッサーズラウンドの白衣
上部へスクロール