50歳以上成人へのビタミンD3補充、うつ病発症・再発予防効果なし
【背景】
血中25-ヒドロキシビタミンD低値は将来のうつ病リスク上昇と関連が示唆されてきた。しかし、長期・高用量・大規模な介入試験は不足しており、ビタミンD3補充がうつ病リスクや気分スコアに与える影響は不明であった。
【結果】
50歳以上の成人18,353名を対象に、ビタミンD3 2000 IU/日またはプラセボを中央値5.3年間投与した。うつ病または臨床的に関連する抑うつ症状のリスクは、ビタミンD3群で12.9/1000人年、プラセボ群で13.3/1000人年であり、有意差はなかった(ハザード比 0.97 [95% CI, 0.87-1.09])。気分スコアの変化にも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、ベースラインで臨床的に関連する抑うつ症状のない50歳以上の成人に対し、ビタミンD3補充がうつ病の発症および再発、気分スコアの変化に統計的有意な差をもたらさないことを示した。この結果は、うつ病予防目的での成人へのビタミンD3補充を支持しないものであり、現時点でのルーティンな処方を再考する根拠となりうる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

