ホルモン補充療法と乳がん発生・死亡:長期追跡で単独エストロゲンはリスク減、併用療法は増
【背景】
更年期ホルモン補充療法(MHT)と乳がんの関係は、観察研究とRCTで結果が異なり、未だ結論が出ていません。本研究は、Women's Health Initiative(WHI)の長期追跡データを用いて、MHTが乳がん発生率と死亡率に与える影響を評価しました。
【結果】
子宮摘出術を受けた女性におけるエストロゲン単独療法は、乳がん発生率を有意に低下させ(HR 0.78, 95%CI 0.65-0.93)、乳がん死亡率も有意に低下させました(HR 0.60, 95%CI 0.37-0.97)。一方、子宮温存女性におけるエストロゲン+プロゲスチン併用療法は、乳がん発生率を有意に上昇させました(HR 1.28, 95%CI 1.13-1.45)が、乳がん死亡率に有意差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究の長期追跡結果は、MHTの選択において乳がんリスクを考慮する上で重要な情報となります。子宮摘出後の女性に対するエストロゲン単独療法は乳がんリスクを低減する可能性があり、一方、子宮温存女性への併用療法は乳がん発生リスクを増加させるため、個々の患者背景に応じた慎重な薬剤選択とリスク・ベネフィットの十分な説明がより一層求められるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

