ニューヨーク州における小児多系統炎症性症候群、COVID-19関連の臨床像と重症度
【背景】
COVID-19との関連が指摘される小児多系統炎症性症候群(MIS-C)について、ニューヨーク州全体での実態把握と臨床像の記述が喫緊の課題であった。本研究は、入院患者におけるMIS-Cの臨床像、合併症、転帰を明らかにするために実施された。
【結果】
2020年3月1日から5月10日までに、確認されたMIS-C患者95名と疑い例4名が報告された。患者の54%が男性で、40%が黒人、36%がヒスパニックであった。全例で発熱または悪寒を呈し、97%が頻脈、80%が消化器症状を認めた。C反応性タンパクは100%、d-ダイマーは91%、トロポニンは71%で上昇し、62%が昇圧剤を必要とし、80%が集中治療室に入室した。2名が死亡し、入院期間中央値は6日であった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、MIS-CがCOVID-19のパンデミックと同時期に発生し、皮膚、粘膜、消化器症状を伴う高炎症性症候群であり、心機能障害と関連することを明確に示した。日本の臨床現場においても、COVID-19流行期に、発熱、頻脈、消化器症状、皮膚粘膜症状を呈する小児患者を診察する際には、MIS-Cを鑑別疾患として考慮し、心機能評価を含む迅速な検査と集中治療の準備が重要となる。特に、C反応性タンパク、d-ダイマー、トロポニン高値は重症化のリスクマーカーとして活用できる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

