ACE阻害薬/ARB使用とCOVID-19診断・死亡率の関連性:デンマーク全国レジストリ研究
【背景】
ACE阻害薬やARBが、COVID-19の機能的受容体であるACE2をアップレギュレーションすることで、COVID-19罹患リスクや重症化リスクを高める可能性が指摘され、臨床現場で懸念されていた。本研究は、この仮説を検証するために実施された。
【結果】
COVID-19診断患者4480人のレトロスペクティブコホート研究では、ACE阻害薬/ARB使用は30日死亡率(調整ハザード比0.83、95%CI 0.67-1.03)や重症化(調整ハザード比1.04、95%CI 0.89-1.23)と有意な関連は認められなかった。また、高血圧患者におけるCOVID-19罹患リスクも、ACE阻害薬/ARB使用は有意に増加させなかった(調整ハザード比1.05、95%CI 0.80-1.36)。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、ACE阻害薬やARBの使用がCOVID-19の罹患リスクや重症化リスクを高めるという仮説を支持しない。したがって、COVID-19パンデミックの状況下においても、臨床的に適応のあるACE阻害薬やARBの投与を中止する必要はないというエビデンスを提供する。これは、高血圧患者の治療方針に大きな影響を与える知見である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

