高齢者の転倒による重症外傷予防、多因子介入は効果なし
【背景】
高齢者の転倒による外傷は、合併症や死亡の大きな原因です。転倒予防策の有効性を示すエビデンスがあるにもかかわらず、外傷を伴う転倒の発生率は減少していません。本研究は、多因子介入が重症転倒外傷の予防に有効か検証しました。
【結果】
介入群2802名、対照群2649名が参加。初回重症転倒外傷の発生率は、介入群で4.9/100人年、対照群で5.3/100人年であり、有意差はありませんでした(ハザード比0.92、95%CI 0.80-1.06、p=0.25)。ただし、参加者自己申告による転倒外傷は介入群で有意に減少しました。
【臨床へのインパクト】
看護師によるリスク評価と個別計画を含む多因子介入は、高齢者の初回重症転倒外傷の発生率を有意に低下させませんでした。この結果は、現在の転倒予防戦略が重症外傷の抑制には不十分である可能性を示唆しており、日本の高齢者医療における転倒予防の診療ガイドラインや介入方法の見直し、より効果的な戦略の開発が必要となるかもしれません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

