中等症〜最重症COPD患者に対する吸入ステロイド2用量での3剤併用療法の有効性と安全性

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2020-07-02 | DOI:10.1056/NEJMoa1916046

📄 原題:Triple Inhaled Therapy at Two Glucocorticoid Doses in Moderate-to-Very-Severe COPD.

🔗 PubMed:PMID: 32579807

【背景】

COPD治療における吸入ステロイド・LAMA・LABAの3剤併用療法は、吸入ステロイド単一用量での検討はあったが、2つの用量レベルでの比較検討は不足していた。過去1年間に増悪を経験した中等症〜最重症COPD患者において、吸入ステロイドの異なる用量での3剤併用療法の有効性と安全性を評価した。

【結果】

8509名の患者が対象。中等度または重度COPD増悪の年間発生率は、ブデソニド320μgの3剤併用群で1.08、160μgの3剤併用群で1.07であった。3剤併用療法(320μgまたは160μg)は、LAMA/LABA併用療法(発生率1.42)と比較して増悪率を24〜25%有意に低下させた(320μg群のレート比0.76、95%CI 0.69-0.83、P<0.001)。また、吸入ステロイド/LABA併用療法(発生率1.24)と比較して13〜14%有意に低下させた(320μg群のレート比0.87、95%CI 0.79-0.95、P=0.003)。

【臨床へのインパクト】

過去1年間に増悪歴のある中等症〜最重症COPD患者に対し、ブデソニド(160μgまたは320μg)を含む3剤併用療法は、LAMA/LABAまたは吸入ステロイド/LABAの2剤併用療法よりも中等度または重度のCOPD増悪を抑制することが示された。吸入ステロイドの用量に関わらず同程度の増悪抑制効果が認められたため、増悪リスクの高い患者への3剤併用療法導入の選択肢を広げ、治療の個別化に寄与する可能性がある。肺炎の発生率は吸入ステロイドを含む群で高かった。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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