1歳未満乳児の心臓手術時デキサメタゾン、主要合併症・死亡率に有意差なし
【背景】
小児心臓手術では全身性炎症反応抑制と合併症軽減のためステロイドが広く使われるが、その臨床的有効性は不確かである。本研究は、術中デキサメタゾンが主要合併症と死亡率を減らすかを検証した。
【結果】
394人の乳児を対象に、デキサメタゾン群とプラセボ群で比較した。主要複合エンドポイント(死亡、非致死性心筋梗塞、ECMO必要性など)は、デキサメタゾン群38.1% vs プラセボ群45.5%で、有意な差は認められなかった(絶対リスク減少7.4%、95%CI -0.8%~15.3%、p=0.20)。17の副次エンドポイントも有意差なし。
【臨床へのインパクト】
1歳未満の乳児心臓手術において、術中デキサメタゾン投与は主要合併症と死亡率を統計学的に有意に減少させなかった。この結果は、現在の小児心臓手術におけるデキサメタゾンのルーチン使用を見直すきっかけとなる可能性がある。ただし、本研究は検出力不足の可能性も示唆されており、今後の大規模研究が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

