低中所得国における小児下痢症の地域格差、リスク要因と死亡率の関連性

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2020-06-06 | DOI:10.1016/S0140-6736(20)30114-8

📄 原題:Mapping geographical inequalities in childhood diarrhoeal morbidity and mortality in low-income and middle-income countries, 2000-17: analysis for the Global Burden of Disease Study 2017.

🔗 PubMed:PMID: 32513411

【背景】

低中所得国では5歳未満児の死亡の10%が下痢症による。国によって罹患率と死亡率に大きな差があるのは、予防・感染防止・治療介入によるもの。下痢症の負担が大きい地域を特定し、関連するリスク要因を把握することが、予防可能な小児下痢症の減少に役立つ。

【結果】

2000〜2017年で下痢症死亡率が最も減少したのは南アジア、東南アジア、南米で、それぞれ54.0%(95%UI 38.1-65.8)、17.4%(7.7-28.4)、59.5%(34.2-86.9)の地域で死亡率が10%以上減少した。下痢症による死亡リスクが高い地域はアフリカに多いが、最も死亡者数が多いのはパキスタンの地域だった。死亡率の減少はWASHの改善や小児発育不全の減少と相関していた。

【臨床へのインパクト】

低中所得国における小児下痢症の死亡率減少には、WASH(水、衛生、手洗い)の改善や小児発育不全の減少、経口補水療法の普及が重要であることが示唆された。これは、限られた資源の中で、どの地域にどのような介入戦略を優先すべきかを特定する上で重要な情報となり、精密公衆衛生の推進に貢献する。日本の医療従事者が国際保健活動に携わる際、介入の優先順位を決定する上で役立つ知見となるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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