HIV曝露前予防薬F/TAFとF/TDFの費用対効果比較:F/TAFの安全性向上は年間370ドル以上の価値なし

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2020-05-05 | DOI:10.7326/M19-3478

📄 原題:Comparative Pricing of Branded Tenofovir Alafenamide-Emtricitabine Relative to Generic Tenofovir Disoproxil Fumarate-Emtricitabine for HIV Preexposure Prophylaxis: A Cost-Effectiveness Analysis.

🔗 PubMed:PMID: 32150602

【背景】

HIV曝露前予防(PrEP)薬として、F/TAFはF/TDFと同等の効果を持ち、より安全な選択肢として承認された。本研究では、F/TAFの安全性向上による臨床的利益と経済的節約、およびジェネリックF/TDFに対するF/TAFの最大許容価格を推定する。

【結果】

5年間で123,610人のPrEP使用者(MSM)において、F/TAFはF/TDFと比較して骨折2,101件、末期腎不全25件を回避した。しかし、F/TAFのICERは1QALYあたり700万ドルを超えた。ジェネリックF/TDFが年間8,300ドル、1QALYあたり10万ドルの支払い意思がある場合、F/TAFの最大妥当価格は年間8,670ドルと算出された。

【臨床へのインパクト】

ジェネリックF/TDFが存在する場合、F/TAFの安全性向上による追加価値は年間1人あたり370ドルに過ぎない。この結果は、PrEP処方において、F/TAFの安全性プロファイルが優れているとしても、費用対効果の観点からF/TDFのジェネリック医薬品が利用可能であれば、F/TAFの高価格は正当化されにくいことを示唆する。特に高齢者層でも同様の傾向が見られたため、日本でのPrEP導入や薬剤選択における費用対効果の議論に影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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