重度腎機能障害を伴う安定冠動脈疾患患者への初期侵襲的治療、死亡・非致死性心筋梗塞を減らさず
【背景】
安定冠動脈疾患患者に対する血行再建の有効性を評価したこれまでの臨床試験では、重度慢性腎臓病患者が除外されてきた。そのため、重度腎臓病を合併する安定冠動脈疾患患者に対する初期侵襲的治療の有効性は不明であった。
【結果】
中央値2.2年の追跡期間で、主要複合アウトカム(死亡または非致死性心筋梗塞)は侵襲的戦略群で123例、保存的戦略群で129例に発生し、3年イベント発生率は両群で同等(36.4% vs 36.7%、調整ハザード比1.01、95%CI 0.79-1.29、p=0.95)であった。侵襲的戦略は脳卒中および死亡または透析導入のリスク増加と関連した。
【臨床へのインパクト】
重度慢性腎臓病と中等度〜重度虚血を伴う安定冠動脈疾患患者において、初期侵襲的戦略は初期保存的戦略と比較して、死亡または非致死性心筋梗塞のリスクを低減しないことが示された。さらに、侵襲的戦略は脳卒中や死亡・透析導入のリスク増加と関連しており、これらの患者群では初期の侵襲的治療を慎重に検討する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

