非D2受容体作動薬SEP-363856は統合失調症急性増悪患者の陽性・陰性症状を改善するか
【背景】
統合失調症治療薬の多くはD2受容体に作用するが、SEP-363856はD2受容体を介さずTAAR1と5-HT1A受容体に作動する新規抗精神病薬候補。急性増悪期の統合失調症患者に対するSEP-363856の有効性と安全性が検討された。
【結果】
統合失調症急性増悪患者245名を対象とした4週間の無作為化比較試験において、SEP-363856群はプラセボ群と比較し、PANSS総スコアのベースラインからの平均変化量が-17.2点 vs -9.7点と有意に大きかった(最小二乗平均差 -7.5点、95%CI -11.9〜-3.0、P=0.001)。錐体外路症状の発生率は両群で同程度だった。
【臨床へのインパクト】
SEP-363856は、既存の抗精神病薬とは異なる作用機序を持つ新規薬剤として、統合失調症の陽性・陰性症状を改善する可能性が示された。D2受容体を介さないため、錐体外路症状や代謝系副作用のリスクが低い点が期待される。今後の大規模試験で既存薬との比較や長期的な安全性・有効性が確認されれば、治療選択肢の拡大に繋がる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

