乳児期からの保湿剤毎日使用、アトピー性皮膚炎予防効果なし、皮膚感染症増加の可能性
【背景】
皮膚バリア機能の障害がアトピー性皮膚炎の発症に先行するとされる。アトピー性皮膚炎のリスクが高い乳児に対し、生後1年間毎日保湿剤を使用することで、アトピー性皮膚炎を予防できるか検証された。
【結果】
生後2年時点でのアトピー性皮膚炎発症率は、保湿剤群23%(598人中139人)、対照群25%(612人中150人)であり、調整相対リスクは0.95(95%CI 0.78-1.16、p=0.61)と有意差はなかった。保湿剤群では皮膚感染症のリスク増加が示唆された(調整発生率比1.55、95%CI 1.15-2.09)。
【臨床へのインパクト】
アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎の家族歴がある新生児に対して、アトピー性皮膚炎予防目的での日常的な保湿剤使用は推奨されない。むしろ皮膚感染症のリスクを高める可能性があり、既存のガイドラインや診療方針の見直しにつながる可能性がある。漫然とした保湿剤使用を避けるべきとのエビデンスとなる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

