HER2陽性転移性乳がん、多剤耐性例にtucatinib併用でPFSとOSが改善
【背景】
HER2陽性転移性乳がん患者で、複数のHER2標的薬治療後に病勢が進行した場合、治療選択肢は限られています。tucatinibは経口のHER2チロシンキナーゼ阻害薬であり、その有効性が検討されました。
【結果】
tucatinib併用群では、プラセボ併用群と比較して、1年無増悪生存率が33.1% vs 12.3%(ハザード比0.54、95%CI 0.42-0.71、p<0.001)と有意に改善しました。また、2年全生存率も44.9% vs 26.6%(ハザード比0.66、95%CI 0.50-0.88、p=0.005)と有意に改善しました。
【臨床へのインパクト】
本研究は、複数のHER2標的薬治療歴のあるHER2陽性転移性乳がん患者、特に脳転移を有する患者において、tucatinibをトラスツズマブとカペシタビンに上乗せすることで、無増悪生存期間および全生存期間の延長が期待できることを示しました。今後の日本の臨床現場において、難治性HER2陽性転移性乳がんの新たな治療選択肢となる可能性があります。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

