男性不妊治療における葉酸と亜鉛サプリメント、生児出生率と精液の質に改善なし
【背景】
男性不妊治療で市販されるサプリメントには葉酸と亜鉛が多く含まれるが、その有効性を示す大規模なエビデンスは不足していた。本研究は、葉酸と亜鉛の補充が生児出生率と精液の質を改善するかを検証した。
【結果】
葉酸と亜鉛の補充は、生児出生率をプラセボと比較して有意に改善しなかった(葉酸・亜鉛群 34% vs プラセボ群 35%、リスク差 -0.9% [95% CI, -4.7% to 2.8%])。精子濃度、運動率、形態、量、総運動精子数にも有意差はなかった。むしろ、DNA断片化率が有意に増加した(葉酸・亜鉛群 29.7% vs プラセボ群 27.2%、平均差 2.4% [95% CI, 0.5% to 4.4%])。
【臨床へのインパクト】
不妊治療中のカップルにおいて、男性パートナーへの葉酸と亜鉛の補充は、精液の質や生児出生率の改善に寄与しないことが示された。さらに、DNA断片化率の増加や消化器症状の増加も認められた。この結果は、不妊治療における男性への葉酸と亜鉛のサプリメント使用を支持しないものであり、臨床現場での安易な推奨や処方を見直す必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

