65歳以上男性の腹部大動脈瘤スクリーニング、死亡率低下と手術増加
【背景】
破裂性腹部大動脈瘤(AAA)は死亡率が81%と高く、米国予防医療専門委員会(USPSTF)はAAAスクリーニングの利益と害について、最新のエビデンスを求めていた。本研究は、AAAスクリーニングと小AAA治療のエビデンスを系統的にレビューした。
【結果】
65歳以上の男性に対するスクリーニングは、12〜15年でAAA関連死亡率を低下させた(OR 0.65, 95%CI 0.57-0.74)。AAA破裂も減少したが(OR 0.62, 95%CI 0.55-0.70)、全死因死亡率の有意な低下は認められなかった(RR 0.99, 95%CI 0.98-1.00)。スクリーニング群では待機的手術が有意に増加した(OR 1.44, 95%CI 1.34-1.55)。
【臨床へのインパクト】
65歳以上の男性への腹部大動脈瘤スクリーニングは、AAA関連の死亡や破裂リスクを減少させる可能性が示唆された。しかし、全死因死亡率の改善には寄与せず、待機的手術の増加を招くことが示された。日本のプライマリケアにおいてスクリーニング導入を検討する際には、これらの利益と、手術による合併症や費用対効果のバランスを慎重に考慮する必要がある。特に女性では手術合併症や術後死亡率が高いデータも示されており、性差も考慮すべきだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

