心停止後低体温療法患者へのアモキシシリン・クラブラン酸2日間投与は早期VAPを抑制するか
【背景】
院外心停止後、蘇生され低体温療法を受ける患者は人工呼吸器関連肺炎(VAP)のリスクが高い。しかし、予防的短期間抗菌薬投与の有効性は確立されていなかった。本研究は、ショック原性リズムによる院外心停止後の低体温療法患者におけるVAP予防効果を検証した。
【結果】
194名を解析対象とし、早期VAPの発生率は抗菌薬群19%(19名)に対しプラセボ群34%(32名)と、抗菌薬群で有意に低かった(ハザード比0.53、95%信頼区間0.31〜0.92、P=0.03)。後期VAP、人工呼吸器非装着日数、ICU滞在期間、28日死亡率には群間差は認められなかった。7日時点での耐性菌増加も認められなかった。
【臨床へのインパクト】
院外心停止後、低体温療法を受ける患者に対し、心停止後6時間以内にアモキシシリン・クラブラン酸を2日間投与することで、早期VAPの発生を抑制できる可能性が示唆された。ただし、人工呼吸器非装着日数や死亡率などの主要な臨床転帰には影響がなかったため、ルーチンでの予防的投与の導入にはさらなる検討が必要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

