左主幹部病変へのPCIとCABG、5年後の複合アウトカムに差はないが再血行再建はPCIで多い
【背景】
左主幹部冠動脈疾患患者に対する最新の薬剤溶出ステントを用いたPCIとCABGの長期成績は不明瞭でした。本研究は、解剖学的複雑度が低いまたは中程度の左主幹部病変患者を対象に、両治療の5年間のアウトカムを比較しました。
【結果】
5年時点の主要複合アウトカム(死亡、脳卒中、心筋梗塞)発生率は、PCI群22.0%、CABG群19.2%で、有意差はありませんでした(差2.8%、95%CI -0.9~6.5%、p=0.13)。しかし、全死因死亡はPCI群でCABG群より多く(13.0% vs 9.9%)、虚血駆動の再血行再建もPCI群で有意に多い結果でした。
【臨床へのインパクト】
解剖学的複雑度が低いまたは中程度の左主幹部病変患者において、PCIとCABGの5年後の主要複合アウトカムに差がないことは、両治療の選択肢を広げる可能性があります。しかし、PCIでは全死因死亡と再血行再建が多い点に留意し、患者背景や合併症、患者の希望を考慮した上で、治療法を慎重に選択する必要があるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

