3枝病変・左主幹部病変へのPCI vs CABG、10年全死亡率に差なし、ただし3枝病変ではCABGが優位
【背景】
初代薬剤溶出ステントを用いたPCIとCABGの比較試験SYNTAX試験は、3枝病変または左主幹部病変患者を対象に5年までの成績を報告していました。今回、10年間の全死亡率を評価し、長期的な治療効果を明らかにすることが目的とされました。
【結果】
10年時点の全死亡率は、PCI群28%に対しCABG群24%で、有意差は認められませんでした(ハザード比1.19, 95%CI 0.99-1.43, p=0.066)。しかし、3枝病変患者ではCABG群の死亡率が有意に低く(PCI群28% vs CABG群21%, ハザード比1.42, 95%CI 1.11-1.81)、左主幹部病変患者では両群間に有意差はありませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究の10年追跡結果は、3枝病変または左主幹部病変に対する初代薬剤溶出ステントを用いたPCIとCABGの長期成績を評価する上で重要な情報を提供します。特に、3枝病変患者においてはCABGがPCIよりも生存率で優れる可能性が示唆され、治療選択の際に考慮すべき点となります。左主幹部病変では長期死亡率に差がないことから、患者の背景や病変の複雑性に応じた個別化医療の重要性が改めて強調されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

