敗血症性ARDS患者へのビタミンC点滴は臓器不全や炎症マーカーを改善せず
【背景】
敗血症と急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に伴う炎症や血管損傷に対し、静脈内ビタミンCが効果を示す可能性が示唆されていた。本研究では、敗血症性ARDS患者におけるビタミンC点滴の臓器不全スコアとバイオマーカーへの影響を検証した。
【結果】
敗血症性ARDS患者167名を対象とした本研究では、ビタミンC群とプラセボ群で96時間時点のSOFAスコア変化量に有意差はなかった(差 -0.10; 95% CI, -1.23 to 1.03; P=.86)。また、168時間時点のCRP値(差 7.94 μg/mL; 95% CI, -8.2 to 24.11; P=.33)およびトロンボモジュリン値(差 0.69 ng/mL; 95% CI, -2.8 to 4.2; P=.70)にも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、敗血症性ARDS患者に対し、96時間のビタミンC点滴が臓器不全の改善や炎症・血管損傷マーカーの抑制に直接的な効果を示さないことを示唆している。現時点では、敗血症性ARDSに対するビタミンC点滴をルーチンで推奨する根拠は乏しいと考えられる。今後の臨床現場でのビタミンCの適用を検討する際には、他のアウトカムに対する効果を含めたさらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

