大腸癌リンチ症候群スクリーニング、高齢者では効率低下、年齢制限の検討
【背景】
大腸癌患者全例へのリンチ症候群(LS)スクリーニングが推奨される中、高齢者におけるその効率は不明でした。本研究は、大腸癌腫瘍のミスマッチ修復(MMR)免疫組織化学(IHC)を用いたLSスクリーニングにおいて、年齢制限を設けた場合と全例スクリーニングのパフォーマンスを比較しました。
【結果】
全例スクリーニングで63例(診断率1.62%)のLSが特定されました。70歳以上で発見されたのは5例(7.9%)、80歳以上では1例(1.6%)でした。75歳を上限とすると63例中3例(4.8%)のLSを見逃すものの、MMR IHC検査を1053例(27.1%)削減できました。80歳を上限とすると1例(1.6%)の見逃しで668例(17.2%)の検査を削減しました。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果から、大腸癌患者におけるリンチ症候群スクリーニングの診断効率は70~75歳以降で著しく低下することが示唆されました。特にリソースが限られた状況では、80歳以降でスクリーニングを中止することは合理的な選択肢となり得ます。高齢者におけるLS診断が家族に与える影響に関するさらなる研究が望まれます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

