CKD患者へのPICC留置はガイドライン非推奨も実臨床では高頻度、合併症発生率は同等
【背景】
既存のガイドラインやChoosing Wisely勧告では、慢性腎臓病(CKD)患者への末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)留置を避けるよう推奨されている。しかし、実臨床でのPICC使用頻度や特徴、合併症に関するデータは不足していたため、本研究が実施された。
【結果】
PICC留置患者20,545例中、23.1%(95%CI 20.9%〜25.3%)がeGFR 45 mL/min/1.73 m2未満のCKD患者だった。病棟でのPICC関連合併症発生率は、CKD患者で15.3%、非CKD患者で15.2%と差はなかった。ICUではそれぞれ22.4%と23.9%だった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、ガイドラインで推奨されないCKD患者へのPICC留置が、日本の実臨床でも高頻度に行われている可能性を示唆する。合併症発生率に大きな差がないという結果は、PICC留置を躊躇する要因を減らすかもしれないが、腎機能温存の観点からは慎重な検討が引き続き求められる。PICC留置の適応や代替手段について、より詳細な評価と施設間での標準化が必要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

