肥満患者の術中高PEEP+リクルートメント手技は術後肺合併症を減らさない
【背景】
肥満患者の術中高PEEPとリクルートメント手技は呼吸機能を改善するが、術後肺合併症への影響は不明だった。本研究は、高PEEP戦略が術後肺合併症を減少させるか検証した。
【結果】
高PEEP群(PEEP 12cmH2O、リクルートメント手技あり)と低PEEP群(PEEP 4cmH2O)で、術後5日以内の肺合併症発生率に有意差はなかった(高PEEP群 21.3% vs 低PEEP群 23.6%, リスク差 -2.3% [95%CI -5.9% to 1.4%], P=0.23)。ただし、低酸素血症は高PEEP群で有意に少なかった(5.0% vs 13.6%, P<0.001)。
【臨床へのインパクト】
肥満患者の術中換気戦略において、高PEEPとリクルートメント手技は、低PEEPと比較して術後肺合併症全体を減少させないことが示唆された。この結果は、術後肺合併症予防を目的とした高PEEP戦略のルーチンな導入を見直すきっかけとなる可能性がある。ただし、術中の低酸素血症減少効果は認められたため、そのメリットとのバランスを考慮する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

