アジスロマイシン追加は小児マラリア予防に死亡・入院減少効果なし
【背景】
トラコーマ対策のアジスロマイシン大量投与はエチオピア小児の全死因死亡率を減少させた。季節性マラリア化学予防(SMC)にアジスロマイシンを追加することで、アフリカ小児の死亡率や罹患率を減らせるか不明だった。
【結果】
ブルキナファソとマリの3〜59ヶ月児約2万人が対象。アジスロマイシン追加群の死亡または入院イベントは24.8/1000人年、プラセボ群は23.5/1000人年で、発生率比は1.1(95%CI 0.88〜1.3)と有意差なし。ただし胃腸炎、上気道感染症、非マラリア性発熱性疾患はアジスロマイシン群で有意に少なかった。
【臨床へのインパクト】
アジスロマイシンを季節性マラリア化学予防に追加しても、小児の死亡や入院を減らす効果は認められなかった。ただし、胃腸炎や上気道感染症などの特定の感染症の罹患率は減少した。この結果から、マラリア予防におけるアジスロマイシンのルーチンな追加は、死亡・入院減少を目的とする場合は推奨されない。特定の感染症予防を目的とした使用については、さらなる検討が必要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

