肝硬変代償期で門脈圧亢進症患者へのβ遮断薬、非代償化予防に有効か
【背景】
肝硬変の非代償化は予後不良と関連し、肝静脈圧較差(HVPG)10mmHg以上の臨床的に意義のある門脈圧亢進症(CSPH)が最大の予測因子です。本研究は、CSPHを伴う代償期肝硬変患者において、β遮断薬によるHVPG低下が非代償化または死亡のリスクを減少させるか評価しました。
【結果】
β遮断薬群100例中16例(16%)に対し、プラセボ群101例中27例(27%)で主要評価項目(非代償化または死亡)が発生しました(HR 0.51, 95% CI 0.26-0.97, p=0.041)。この差は主に腹水発生率の減少によるものでした(HR 0.44, 95% CI 0.20-0.97, p=0.0297)。有害事象の全体的な発生率は両群で同程度でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、CSPHを伴う代償期肝硬変患者において、β遮断薬の長期投与が主に腹水発生率を低下させることで、非代償化を免れる生存期間を延長する可能性を示唆します。高リスク静脈瘤のない代償期肝硬変患者に対するβ遮断薬の適応拡大、特にHVPG測定による層別化治療の導入が検討されるかもしれません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

