頭頸部放射線治療後の口腔粘膜炎疼痛、ドキセピンまたはDLB含嗽液はプラセボより有効だが効果は限定的
【背景】
頭頸部放射線治療に伴う口腔粘膜炎は患者のQOLを著しく低下させる。ドキセピン含嗽液は疼痛軽減効果が示唆されているが、広く用いられるジフェンヒドラミン・リドカイン・制酸剤(DLB)含嗽液との比較や、その有効性の検証が求められていた。
【結果】
口腔粘膜炎疼痛は、ドキセピン群で11.6点、DLB群で11.7点、プラセボ群で8.7点減少した。プラセボとの差はドキセピン群で2.9点(95% CI, 0.2-6.0; P=.02)、DLB群で3.0点(95% CI, 0.1-5.9; P=.004)であり、有意な疼痛軽減効果が認められた。ただし、その効果量は臨床的に意義のある差(3.5点)を下回った。
【臨床へのインパクト】
頭頸部放射線治療後の口腔粘膜炎疼痛に対し、ドキセピンまたはDLB含嗽液はプラセボよりも統計学的に有意な疼痛軽減効果を示すことが示唆された。しかし、その効果は臨床的に意義のある最小差には達しておらず、患者の自覚的な疼痛改善が限定的である可能性も考慮する必要がある。これらの含嗽液の長期的な有効性や安全性については、さらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

