切迫早産におけるニフェジピンとアトシバン、周産期アウトカムは同等か

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2016-05-21 | DOI:10.1016/S0140-6736(16)00548-1

📄 原題:Nifedipine versus atosiban for threatened preterm birth (APOSTEL III): a multicentre, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 26944026

【背景】

切迫早産で分娩を48時間遅らせることで、胎児肺成熟のためのステロイド投与が可能となり、新生児予後が改善します。しかし、最適な子宮収縮抑制剤(トコリティクス)についてはコンセンサスがありませんでした。本研究は、ニフェジピンとアトシバンの有効性と安全性を比較しました。

【結果】

ニフェジピン群248例297児、アトシバン群255例294児が解析されました。主要複合周産期有害アウトカムは、ニフェジピン群14%(42児)、アトシバン群15%(45児)で、相対リスク0.91(95%CI 0.61-1.37)と有意差はありませんでした。母体有害事象にも差はありませんでした。

【臨床へのインパクト】

本研究は、切迫早産におけるニフェジピンとアトシバンが同等の周産期アウトカムをもたらすことを示しました。これにより、日本の臨床現場において、両薬剤の選択において、薬剤費や副作用プロファイル、投与経路(経口vs静脈)などを考慮した個別化された治療選択が可能になる可能性があります。今後の大規模プラセボ対照試験が待たれます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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