系統的レビューにおける性差報告の実態:うつ病、糖尿病、慢性疼痛への介入研究を検証
【背景】
系統的レビュー(SR)は、介入の性差(sex effects)評価に独自の貢献をする可能性を秘めている。しかし、SRが性差についてどの程度報告しているかは不明だった。本研究は、うつ病、2型糖尿病、慢性疼痛に対する介入に関するSRにおける性差報告の実態を調査した。
【結果】
2009年10月以降に発表された313件のSR(うつ病86件、2型糖尿病159件、慢性疼痛68件)のうち、性差を報告していたのはわずか29件だった。性差を報告したSRのほとんどがメタ回帰を使用し、9件がサブグループ解析または個別患者データメタ解析を用いた。プライマリ研究における女性の割合報告は、腰痛で31%、線維筋痛症で68%とばらつきがあった。
【臨床へのインパクト】
介入効果の性差は、個々の患者への最適な治療選択に不可欠な情報である。しかし、現状のSRでは性差が十分に報告されておらず、プライマリ研究も性差を検討するのに十分なサンプルサイズがないことが多い。今後は、SRにおいてプライマリ研究の女性割合を明記し、適切な方法と十分な検出力で性差を評価することが、より個別化された医療の実現に繋がるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
