不眠症治療の心理・行動介入、CBT-Iが多くの睡眠指標を改善、高齢者にも有効

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2016-07-19 | DOI:10.7326/M15-1782

📄 原題:Psychological and Behavioral Interventions for Managing Insomnia Disorder: An Evidence Report for a Clinical Practice Guideline by the American College of Physicians.

🔗 PubMed:PMID: 27136619

【背景】

不眠症の治療には心理的・行動的介入が頻繁に用いられているが、その有効性と安全性に関する包括的なエビデンスは不足していた。本研究は、成人不眠症患者におけるこれらの介入のベネフィットとハームを評価することを目的とした。

【結果】

60件のRCTを解析した結果、認知行動療法(CBT-I)は、情報提供や待機リストと比較して、治療後の全体的な睡眠およびほとんどの睡眠アウトカムを改善した(中程度の強さのエビデンス)。CBT-Iは高齢者のいくつかの睡眠アウトカムも改善し(低~中程度の強さのエビデンス)、多成分行動療法も同様の効果を示した。刺激制御法は1~2つの睡眠アウトカムを改善した(低程度の強さのエビデンス)。具体的な効果量や95%CIの記載はなかった。

【臨床へのインパクト】

本研究は、不眠症に対するCBT-Iの有効性を改めて示し、日本の臨床現場でCBT-Iの導入や普及を推進する根拠となる。特に、高齢者不眠症に対してもCBT-Iや多成分行動療法が有効である可能性が示唆されたことは、高齢化社会における不眠症診療において重要な情報となる。薬剤以外の選択肢として、これらの心理・行動介入を積極的に検討し、診療フローに組み込むことが推奨される。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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