救急受診のARDSリスク患者へのアスピリン早期投与、ARDS発症予防効果なし
【背景】
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療は主に支持療法であり、早期介入による発症予防効果は不明でした。本研究は、ARDS発症リスクのある患者に対する早期アスピリン投与の有効性と安全性を評価しました。
【結果】
ARDS発症リスクのある患者390名を対象とした結果、アスピリン群(n=195)とプラセボ群(n=195)で7日以内のARDS発症率に有意差はありませんでした(10.3% vs 8.7%、オッズ比1.24、92.6%CI 0.67-2.31、p=0.53)。人工呼吸器非装着日数、ICU滞在日数、入院期間、28日および1年生存率にも有意差は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、救急受診時にARDS発症リスクのある患者に対し、早期のアスピリン投与がARDS発症リスクを低減しないことを示しました。この結果は、ARDS予防目的でのアスピリンのルーチン使用を支持するものではなく、現時点での日本の臨床現場におけるアスピリンの処方や診療フローに新たな変更をもたらす可能性は低いと考えられます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
