リウマチ性多発筋痛症と側頭動脈炎の診断と治療、最新エビデンスを濃縮解説

📚 掲載誌:JAMA | 掲載日:2016-06-14 | DOI:10.1001/jama.2016.5444

📄 原題:Polymyalgia Rheumatica and Giant Cell Arteritis: A Systematic Review.

🔗 PubMed:PMID: 27299619

【背景】

リウマチ性多発筋痛症(PMR)と巨細胞性動脈炎(GCA)は高齢者に発症する炎症性疾患だが、診断・治療アプローチは施設により多様である。本系統的レビューは、両疾患の最適な診断・治療法に関する最新エビデンスをまとめることを目的とした。

【結果】

PMR診断は両側性肩痛などの臨床症状と炎症マーカー高値に基づく。超音波検査で69%に両側三角筋下滑液包炎が検出された。GCA診断は側頭動脈生検が標準だが、超音波やMRIで血管壁肥厚が認められれば診断を裏付ける(特異度73-100%)。治療はグルココルチコイドが第一選択で、PMR初期量プレドニゾロン12.5-25mg/日、GCAは40-60mg/日が推奨される。メトトレキサート併用でグルココルチコイド累積量が20-44%減少し、再発が36-54%減少した。トシリズマブ併用はGCAの寛解率を2-4倍増加させた。

【臨床へのインパクト】

PMRの診断においては、臨床症状と炎症マーカーに加え、超音波検査による両側三角筋下滑液包炎の評価が診断精度向上に役立つ。GCAでは、典型的な臨床像と超音波またはMRI所見があれば、側頭動脈生検を必須としないケースが増える可能性がある。治療では、グルココルチコイドが引き続き中心だが、メトトレキサートやトシリズマブの併用が、グルココルチコイドの減量や再発抑制、寛解率向上に寄与し、治療戦略の選択肢を広げるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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