NASHと糖尿病前症・2型糖尿病患者へのピオグリタゾン長期投与、有効性と安全性
【背景】
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と糖尿病前症または2型糖尿病(T2DM)の代謝異常には、ピオグリタゾンが有効と推測される。しかし、この集団における長期使用の情報は限られており、有効性と安全性の検証が課題であった。
【結果】
ピオグリタゾン群では、NASH活動スコア2点以上の改善を線維化悪化なしに達成した患者が58%(対プラセボ差41%、95%CI 23-59%)に上り、NASHの寛解も51%(対プラセボ差32%、95%CI 13-51%)で認められた。肝臓のトリグリセリド含有量も19%から7%に減少し、インスリン感受性も改善した。体重増加はピオグリタゾン群で2.5kg増と高かったが、有害事象の全体的な発生率は両群で差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、NASHと糖尿病前症または2型糖尿病を合併する患者に対するピオグリタゾンの長期投与が、肝組織学的改善と代謝改善をもたらし、安全性も確認されたことを示した。特に、線維化の改善が示唆された点は重要である。ピオグリタゾンは、これらの患者のNASH治療選択肢として、より積極的に検討されるようになる可能性がある。ただし、単施設研究である点は考慮が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
