慢性重症患者家族への緩和ケア主導面談、不安・抑うつ軽減せず、PTSD悪化の可能性
【背景】
慢性重症患者の家族介護者は、著しい精神的苦痛を抱えています。緩和ケア医が主導する家族向けの情報提供・精神的サポート会議が、家族の不安や抑うつを改善するかを検討するため、本研究が実施されました。
【結果】
緩和ケア主導面談群と通常ケア群で、3ヶ月後の家族の不安・抑うつ症状(HADSスコア)に有意差はありませんでした(調整平均 HADSスコア 12.2 vs 11.4、群間差 0.8、95%CI -0.9〜2.6、P=0.34)。むしろ、PTSD症状は緩和ケア主導面談群で有意に高い結果でした(調整平均 IES-Rスコア 25.9 vs 21.3、群間差 4.60、95%CI 0.01〜9.10、P=0.0495)。
【臨床へのインパクト】
慢性重症患者の家族に対し、緩和ケア主導の情報提供・精神的サポート会議をルーチンで行うことは、家族の不安や抑うつを軽減せず、むしろPTSD症状を悪化させる可能性が示唆されました。この結果は、慢性重症患者の全家族に緩和ケア主導の治療目標に関する話し合いを、一律に推奨する根拠とはなりません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
