冠動脈疾患合併高血圧患者における血圧と心血管イベント:Jカーブ現象

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2016-10-29 | DOI:10.1016/S0140-6736(16)31326-5

📄 原題:Cardiovascular event rates and mortality according to achieved systolic and diastolic blood pressure in patients with stable coronary artery disease: an international cohort study.

🔗 PubMed:PMID: 27590221

【背景】

高血圧患者の至適血圧目標は議論が続いており、特に冠動脈疾患(CAD)患者では拡張期血圧(DBP)が低すぎると心筋灌流が低下する懸念があった。本研究は、CAD合併高血圧患者における達成血圧と心血管アウトカムの関連を検討した。

【結果】

5.0年間の追跡期間で、収縮期血圧(SBP)140mmHg以上、DBP 80mmHg以上は心血管イベントリスク増加と関連した。また、SBP 120mmHg未満(調整HR 1.56, 95%CI 1.36-1.81)およびDBP 70mmHg未満(DBP 60-69mmHgで調整HR 1.41, 95%CI 1.24-1.61)も心血管イベントリスク増加と関連した。

【臨床へのインパクト】

本研究は、CAD合併高血圧患者において、SBP 120mmHg未満およびDBP 70mmHg未満が心血管イベント増加と関連するJカーブ現象の存在を示唆した。この結果は、CAD患者に対する降圧治療において、過度な降圧は有害なアウトカムにつながる可能性があるため、注意が必要であることを示唆している。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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