ICU敗血症患者への経験的ミカファンギン投与、真菌感染症フリー生存率改善せず
【背景】
ICUの敗血症患者で真菌感染症が疑われる場合、経験的抗真菌薬が頻用されるが、転帰改善のエビデンスは不足していた。本研究は、経験的ミカファンギンが侵襲性真菌感染症(IFI)フリー生存を改善するか検証した。
【結果】
経験的ミカファンギン群(n=128)とプラセボ群(n=123)で、28日後のIFIフリー生存率はそれぞれ68%と60.2%であり、有意差はなかった(HR 1.35, 95% CI 0.87-2.08)。ただし、新たなIFI発症率はミカファンギン群で3%に対しプラセボ群で12%と有意に低下した(P=0.008)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、ICU獲得性敗血症、複数部位のカンジダ定着、多臓器不全の非好中球減少患者において、経験的ミカファンギンが28日後の真菌感染症フリー生存率を改善しないことを示した。新たなIFI発症は抑制するものの、全体的な生存率改善には寄与しない可能性があり、安易な経験的投与の再考を促す。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
