腹部大動脈瘤、EVARは開腹手術に比べ早期生存優位だが長期では劣る
【背景】
腹部大動脈瘤に対する血管内治療(EVAR)は開腹手術に比べ短期生存率の優位性が示されていたが、この優位性は数年で失われることが知られていた。本研究は、EVARが長期的に開腹手術と比較して生存率の優位性を持つかを検証した。
【結果】
EVAR群と開腹手術群の平均12.7年追跡で、全死亡率はEVAR群9.3/100人年、開腹手術群8.9/100人年(調整HR 1.11, 95%CI 0.97-1.27, p=0.14)。EVAR群は0-6ヶ月の全死亡率が低かった(調整HR 0.61, 95%CI 0.37-1.02)。しかし、8年以降では開腹手術群の全死亡率が有意に低かった(調整HR 1.25, 95%CI 1.00-1.56, p=0.048)。
【臨床へのインパクト】
EVARは早期の生存ベネフィットがあるものの、長期的に見ると開腹手術に劣る結果となった。この長期的な生存率の低下は、主に二次的な動脈瘤破裂によるものであり、EVAR後の生涯にわたる厳重なサーベイランスと必要に応じた再介入の重要性を示唆する。日本の臨床現場でもEVAR後の長期フォローアップ体制の再評価が求められるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
