小児・青年期片頭痛予防薬、アミトリプチリンとトピラマートはプラセボと効果差なし、有害事象は増加

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-01-12 | DOI:10.1056/NEJMoa1610384

📄 原題:Trial of Amitriptyline, Topiramate, and Placebo for Pediatric Migraine.

🔗 PubMed:PMID: 27788026

【背景】

小児・青年期片頭痛の予防薬として、どの薬剤を使用すべきか、あるいは予防薬自体が必要か、確立された治療法はありませんでした。本研究は、この臨床的疑問に答えるため、アミトリプチリンとトピラマートの有効性と安全性をプラセボと比較検証しました。

【結果】

アミトリプチリン、トピラマート、プラセボのいずれの群においても、28日間の頭痛日数が50%以上減少した患者の割合に有意差はありませんでした(アミトリプチリン群52%、トピラマート群55%、プラセボ群61%)。頭痛関連障害や頭痛日数にも群間差はなく、アミトリプチリン群では疲労30%(プラセボ14%)、口渇25%(プラセボ12%)が、トピラマート群では感覚異常31%(プラセボ8%)、体重減少8%(プラセボ0%)が高頻度でした。

【臨床へのインパクト】

小児・青年期片頭痛の予防治療において、アミトリプチリンやトピラマートはプラセボと比較して頭痛頻度や頭痛関連障害の軽減に有意な差がなく、むしろ有害事象の発生率が高いことが示唆されました。この結果は、漫然とした予防薬の処方を再考するきっかけとなり、プラセボ効果の重要性を踏まえつつ、非薬物療法や生活指導のさらなる強化が日本の臨床現場で求められる可能性を示唆します。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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