メキシコシティにおける糖尿病と死因別死亡率、高所得国より予後不良
【背景】
糖尿病が死亡率に与える影響に関する大規模な前向き研究は、良好な医療アクセスがある高所得国に集中し、糖尿病患者の死亡率は2倍未満と報告されてきた。しかし、肥満と糖尿病が蔓延し、血糖コントロールが不良な中所得国での大規模な前向き研究は不足していた。
【結果】
メキシコシティのコホート研究で、糖尿病患者は血糖コントロール不良(HbA1c平均9.0%)で、降圧薬や脂質異常症治療薬の使用率も低かった。糖尿病は全死因死亡率を35〜59歳で5.4倍(95%CI 5.0-6.0)、60〜74歳で3.1倍(95%CI 2.9-3.3)に増加させ、35〜74歳の全死亡の3分の1を占めた。腎疾患による死亡リスクは20.1倍(95%CI 17.2-23.4)と顕著だった。
【臨床へのインパクト】
本研究は、中所得国における糖尿病の予後が、高所得国よりはるかに悪いことを示唆している。日本は高所得国だが、医療アクセスや服薬アドヒアランスが不十分な患者層では、本研究のような糖尿病の重篤な影響が潜在的に存在しうる。血糖コントロール不良だけでなく、腎症や心血管疾患、感染症への早期介入の重要性を再認識させる知見であり、特に若年層での糖尿病管理の強化が求められる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
