肥満度と終末期医療:肥満者ほどホスピス利用が少なく、医療費は高額に

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2017-03-21 | DOI:10.7326/M16-0749

📄 原題:The Relationship of Obesity to Hospice Use and Expenditures: A Cohort Study.

🔗 PubMed:PMID: 28166546

【背景】

重度疾患患者において肥満は医療・看護・非公式ケアを複雑化させるが、ホスピス利用やメディケア支出への影響は不明であった。本研究は、人生最後の6ヶ月間におけるBMIとホスピス利用、メディケア支出の関連を明らかにすることを目的とした。

【結果】

BMI 20kg/m2の死亡者と比較して、BMI 30kg/m2ではホスピス登録確率が6.7%減少し(95%CI: -9.3~-4.0%)、在宅死確率が3.2%減少し(95%CI: -6.0~-0.4%)、メディケア支出が3471ドル増加した(95%CI: 955~5988ドル)。病的肥満(BMI≧40kg/m2)ではホスピス登録確率が15.2%減少した。

【臨床へのインパクト】

本研究は、肥満が終末期医療においてホスピス利用の減少と在宅死の低下、そして医療費の増加に関連することを示唆する。日本の臨床現場においても、肥満患者の終末期ケア計画を立てる際、ホスピス利用への障壁や在宅での看取りの難しさ、医療費増大の可能性を考慮し、より早期からの緩和ケア介入や多職種連携によるサポート体制の構築が重要となるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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