2年間の舌下免疫療法、重症スギ花粉症患者の3年後の鼻症状改善効果はプラセボと差なし
【背景】
季節性アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法と皮下免疫療法は有効性が示されている。3年間の治療継続で、中止後2年間は症状改善が持続することも報告されている。本研究は、2年間の舌下免疫療法が3年後のアレルゲン誘発試験における鼻反応を改善するかを評価した。
【結果】
中等症から重症の季節性アレルギー性鼻炎患者106人をランダム化し、92人が3年間追跡を完了した。2年間の舌下免疫療法群とプラセボ群を比較したところ、3年後の鼻症状スコア(TNSS)の群間差は-0.18(95%CI, -1.25~0.90; P=0.75)であり、統計学的に有意な差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、中等症から重症の季節性アレルギー性鼻炎患者に対し、2年間の舌下イネ科花粉免疫療法が、治療中止1年後のアレルゲン誘発試験における鼻反応改善においてプラセボと比較して優位性を示さなかったことを示唆している。これは、現在の日本の診療ガイドラインにおける舌下免疫療法の推奨期間や効果持続期間の解釈に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
