活動期潰瘍性大腸炎に対する多人数ドナーからの糞便微生物叢移植は有効か:無作為化比較試験
【背景】
潰瘍性大腸炎の病態に腸内細菌叢が関与すると考えられているが、糞便微生物叢移植(FMT)の有効性は不明であった。本研究は、活動期潰瘍性大腸炎患者に対する多人数ドナー由来のFMTの有効性を検証した。
【結果】
FMT群41例中11例(27%)がステロイドフリー臨床的寛解と内視鏡的寛解または改善を達成した。一方、プラセボ群40例では3例(8%)にとどまった(リスク比 3.6、95%CI 1.1-11.9、p=0.021)。有害事象は両群で同程度であった。
【臨床へのインパクト】
活動期潰瘍性大腸炎に対し、複数ドナーからの集中的FMTが臨床的寛解と内視鏡的改善を誘導することが示された。これは既存治療で効果不十分な患者にとって、新たな治療選択肢となる可能性を秘めている。今後、最適な投与方法やドナー選定基準の確立が、日本を含む世界中の臨床現場でのFMT導入に向けた重要な課題となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
