低テストステロン高齢男性の記憶障害にテストステロン補充は無効
【背景】
加齢に伴う認知機能低下は一般的で、先行研究ではテストステロン補充が認知機能を改善する可能性が示唆されていた。本研究は、低テストステロン高齢男性の記憶およびその他の認知機能に対するテストステロン補充の効果を検証した。
【結果】
低テストステロンと加齢性記憶障害を持つ高齢男性493人を対象に、1年間テストステロン補充療法またはプラセボを投与した。主要評価項目である遅延段落想起スコアの6ヶ月および12ヶ月時点でのベースラインからの変化は、テストステロン群とプラセボ群で有意差がなかった(調整推定差 -0.07, 95%CI -0.92~0.79, P=0.88)。
【臨床へのインパクト】
低テストステロンと加齢性記憶障害を併発する高齢男性に対し、1年間のテストステロン補充療法は記憶力やその他の認知機能の改善に寄与しないことが示された。現状、記憶障害改善目的でのテストステロン補充は推奨されず、臨床現場での安易な処方を見直す根拠となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
