妊娠中のノイラミニダーゼ阻害薬曝露、新生児への悪影響や先天奇形リスク上昇なし
【背景】
妊娠中のインフルエンザ治療に用いられるノイラミニダーゼ阻害薬(NAI)が、胎児や新生児に与える影響については、これまでも議論がありました。本研究は、NAI曝露が新生児の有害事象や先天奇形のリスクを増加させる可能性を評価するために行われました。
【結果】
NAI曝露群(5824人)と非曝露群(692232人)を比較した結果、NAI曝露は低出生体重児(調整オッズ比 0.77, 95%CI 0.65-0.91)、アプガースコア低値、早産、在胎期間不当過小、死産、新生児死亡、新生児合併症のいずれのリスクとも関連しませんでした。妊娠初期のNAI曝露と先天奇形全体のリスク上昇も認められませんでした(調整オッズ比 1.06, 95%CI 0.77-1.48)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、妊娠中のNAI使用が新生児の有害事象や先天奇形のリスクを増加させないことを示す、大規模な多国籍レジストリ研究です。この結果は、インフルエンザ罹患妊婦に対するNAI(オセルタミビルやザナミビル)の処方において、胎児への影響を過度に懸念する必要がないことを支持するものであり、臨床現場での薬剤選択に安心感をもたらすでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
