妊娠中の潜在性甲状腺機能低下症・低サイロキシン血症へのレボチロキシン治療、児の認知機能改善せず

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-03-02 | DOI:10.1056/NEJMoa1606205

📄 原題:Treatment of Subclinical Hypothyroidism or Hypothyroxinemia in Pregnancy.

🔗 PubMed:PMID: 28249134

【背景】

妊娠中の潜在性甲状腺疾患は、児のIQ低下など有害な転帰と関連する可能性が指摘されてきた。しかし、妊娠中にこれらの疾患と診断された女性へのレボチロキシン治療が、児の認知機能を改善するかは不明であった。

【結果】

潜在性甲状腺機能低下症群では、児のIQ中央値はレボチロキシン群97 (95% CI, 94-99)、プラセボ群94 (95% CI, 92-96)で有意差なし (P=0.71)。低サイロキシン血症群でも、レボチロキシン群94 (95% CI, 91-95)、プラセボ群91 (95% CI, 89-93)で有意差はなかった (P=0.30)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、妊娠8〜20週で開始された潜在性甲状腺機能低下症または低サイロキシン血症に対するレボチロキシン治療が、5歳までの児の認知機能を有意に改善しないことを示した。この結果は、妊娠中のスクリーニングや治療に関する現在の診療ガイドラインに再考を促す可能性があり、ルーチンでの治療導入を慎重に検討する必要があるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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